50代父、休日鉄旅に出る。

令和4年6月、齢50になりました。22で就職し、仕事に子育てに忙しい毎日を過ごし、40代では単身赴任や管理職昇進も経験、気がついたら50です。昨年末に単身赴任も終わり、子供もあと2年ちょっとで社会に出るし、そろそろ子供の頃好きだった”鉄旅”に出ようかな、と。50代父ならではの休日の愉しみ方を同世代のお父さん方にお届けしたいと思い、そんな記録を綴っています。

最近、休日は何をしようか迷っているうちに終わっていた。

私は子供の頃、母親の実家に帰省するのが楽しみで仕方がなかった。家族で宇都宮駅から”特急やまばと”に乗り、2つ上の姉と二人で食堂車に行き、オレンジジュースを飲むことが年に1度の楽しみだった。暇さえあれば時刻表を眺めて、やまばと以外の地域を走る路線を想像しては、ワクワクしていた少年だった。

そう、私は恐らく鉄っちゃんなんだろうと、子供の頃すでに自覚があった。

大人になってからも、まだ子供が小さい頃は、家族で北斗星に乗って北海道に行ったり、のぞみに乗って大阪に遊びに行ったり。単身赴任していた時も、1人ビールのみながら鈍行旅したり。そこそこ、鉄旅を楽しむ時間と余裕があった。

しかし単身赴任が終わると、コロナ渦ということもあり、家族で鉄旅に出かけることはなくなりマイカー旅行が主となった。その影響か、休日の過ごし方がクルマ中心となり、すっかり鉄旅のことを忘れてしまっていたのである。

昨日、たまたまSNSで友人の鉄旅記事を見かけた。ハッとした。仕事や家族の時間に没頭し、本当の趣味に時間とお金を費やすことを忘れてしまっていたことを思い出させてくれたのである。

今、大学2年の息子が私に、「お父さんは休日なにか楽しまないのか」と声をかけてきた。そう、休日ともなれば、土曜日は仕事の残務処理で半日を終え、日曜も家族とショッピングや外食することで満足していたが、自分の趣味は何一つしていなかった。このままでは不遇の50代を過ごしてしまう。そうだ、50になるのを契機に、昔の趣味である”鉄旅”を中心に休日を愉しもう、と一念発起することにした。

このブログは、50代父が鉄道を中心に休日を過ごす日常を記録していき、鉄道好きだが一歩踏み出せないと思っている世の50代お父さんの参考になるような記事を、綴っていくものである。