50代父、休日鉄旅に出る。

令和4年6月、齢50になりました。22で就職し、仕事に子育てに忙しい毎日を過ごし、40代では単身赴任や管理職昇進も経験、気がついたら50です。昨年末に単身赴任も終わり、子供もあと2年ちょっとで社会に出るし、そろそろ子供の頃好きだった”鉄旅”に出ようかな、と。50代父ならではの休日の愉しみ方を同世代のお父さん方にお届けしたいと思い、そんな記録を綴っています。

鉄印帳をゲット

続けて、サブテーマ②について。

 

最初の投稿で「たまたまSNSで友人の鉄旅記事を見かけた」ことに関連するのですが、会社の同僚がSNSに投稿していた伊勢旅行の記事、列車や駅舎の写真に混じって、ちょっと見慣れないものが写っていた。伊勢旅行の記事だったので、最初見た時は「御朱印帳か?」と読み流していたが、よくよく読み返していると、伊勢鉄道の筆文字と絵が記されていた。そう、これが「鉄印帳」であったことを知りました。

この同僚は旅行好きで、他にも、能登旅行のSNS記事の中に、のと鉄道の鉄印もあった。そう、鉄道好きにも拘らず、この鉄印帳の存在を知らなかったのである。遅ればせながら色々調べたところ、これ、第三セクター鉄道40社が連携して、地方鉄道の沿線地域の振興を目的として2020年に始まった取り組みだそう。

指定の鉄印帳(税込2,200円)に、各社の鉄印(300円〜)を貼り付けていくものだが、販売場所は各社指定の駅で、その駅まで列車に乗ってきた証明(キップやフリーパスなど)を明示しないと売ってくれない仕組み。車でその駅まで行っても買えません。

なお、40社全て集めるとマスターカードが発行され、色々な特典が受けられるそう。その他、詳しくは下記をご参照ください。

tabiyomi.yomiuri-ryokou.co.jp

さて、私はまだ「鉄印帳」を持っていません。ならば、早速ゲットしに行こうではありませんか。鉄印帳のデザインは40社共通なので、どこで入手しても問題は無いのですが、日帰りでどこまで行こうか・・・栃木県に3社あるが、これらは実家に帰省した時に鉄印を貰いに行きやすいので、他に行けそうなのは茨城県の「鹿島臨海鉄道」か、千葉県の「いすみ鉄道」の二択。考えた末、旧国鉄ディーゼル車が現役で走る「いすみ鉄道」に興味が湧き、いざ、房総半島への日帰り旅を敢行!

https://isumirail.co.jp/

 

JR外房線・大原駅でいすみ鉄道に乗り換え、ディーゼル音を響かせ、ゆっくりゆっくり、のどかな田園風景から山あいを走ること約30分、鉄印帳と鉄印の販売駅・大多喜駅に到着。このゆっくり流れる時間は、普段の忙しい日々から開放され、とても癒やされる時間であった。

昭和にタイムスリップしたかのようなフォルム。お袋の実家(山形県)に帰省した時を思い出しました。

田園風景あり、、、

鬱蒼と生い茂る森の中を走ったり、、、

大多喜では「房総半島の小江戸」という大鳥居がお出迎えしてくれるも、シーズン外なのか意外と駅前は静かだった。そして、駅窓口で、お目当ての「鉄印帳」と「鉄印」をゲット。この時はちょっとワクワクしたものの、帰宅後冷静になり、今後、残り39社を全て集められるのか、北は北海道から南は鹿児島まで。。。う〜ん。

とはいえ、あと数年後には時間ができてくるだろうし、旅行の行き先選びのツールにもなるし、永くお付き合いしていければ・・・と思いました。

てなわけで、皆さん、この鉄印帳を持って、日本全国「鉄旅」してみてはいかがでしょうか?

駅前は静かでした。

ゲット!

この鉄印デザイン、雨の日のみ販売だそうです。

 

我孫子駅ホームの名物ソバ屋さん

早速ですが、サブテーマ①から行ってみましょう。

 

「駅の立ち食いソバ屋さん」は、営業マンの私としては、大変お世話になってきたお店の1つです。昨年末まで約6年、名古屋に単身赴任していた時は、ソバ屋さんよりも、きしめん屋さんのほうがお世話になった回数が多かったが、今年から東京勤務となったので、きしめん屋さんとは縁遠くなり、平日のソバ屋通いが復活しました。とはいえ、平日の行動範囲外の駅そば屋さんは縁遠いまま。休日に駅そば屋なんて行くことないですからね〜。。。

 

さておき、今日は家族みな夫々用事があり1人昼食が決定したので、普段行けない駅そば屋さんに遠征してみることにした。

 

遠征第1弾は、ソバ通や鉄道マニアには有名な、JR常磐線我孫子駅ホームの「弥生軒」さんへ行ってきました。何が有名かというと、大きな唐揚げがかけそばの上にドンと乗った「唐揚そば」(1ヶ乗り470円、2ヶ乗り630円)のこと。

上りホームに5号店もあるが、私は下りホームの6号店に訪問。


朝9:00にも拘らず、すでに5人はいたか、皆、唐揚ソバを食している。。。普段であれば大好物の「かき揚げ天ソバ」を食すところだが、今日はさすがに唐揚そばを食

さない訳にはいかないですね。自動券売機で1ヶ乗りを発注。手際よく調理され、カウンターにドンと置かれたのがこれ。

1ヶで正解だった。唐揚げ、でかすぎる・・・

早速実食。そばつゆを適度に吸った唐揚げはとてもジューシーで、朝9:00にはなかなかのパンチ力。一方のソバは控えめな食感で、つゆの味も濃すぎず薄すぎずで、唐揚げとのバランスが絶妙な感じ。いささか、中毒的な要素もあり、前の客も、後から来た客も、みんなコレを注文しているのが納得の1杯でした。

毎日(土日祝も)朝7:00から営業していて、夜も遅くまで空いてるようなので、普段食べている立ち食いソバにちょっと飽きたら、フラッと行ってみたらいかがでしょう。上野から常磐線で30分。ちょっと散歩がてら我孫子まで・・・

 

詳しくはこちら。

https://s.tabelog.com/chiba/A1203/A120304/12000505/

ブログのサブテーマ

”休日鉄旅”と言っても、ネタは色々なジャンルがある。

とはいえ、50代父が好きそうなジャンルもあれば、そうでないものもあるだろう。

このブログは、以下に挙げるジャンルが多々登場するかと思うが、50代父の共感を得られることが多いと嬉しいかなと思いながら、これから綴っていこうと思う。

<このブログのサブテーマ>

①駅の立ち食いソバ屋さん

②鉄印帳

③ボックス席とビール

④そそる景色・萌える景色

⑤お得なキップ

⑥昭和

⑦富士山

・・・・などなど。

最近、休日は何をしようか迷っているうちに終わっていた。

私は子供の頃、母親の実家に帰省するのが楽しみで仕方がなかった。家族で宇都宮駅から”特急やまばと”に乗り、2つ上の姉と二人で食堂車に行き、オレンジジュースを飲むことが年に1度の楽しみだった。暇さえあれば時刻表を眺めて、やまばと以外の地域を走る路線を想像しては、ワクワクしていた少年だった。

そう、私は恐らく鉄っちゃんなんだろうと、子供の頃すでに自覚があった。

大人になってからも、まだ子供が小さい頃は、家族で北斗星に乗って北海道に行ったり、のぞみに乗って大阪に遊びに行ったり。単身赴任していた時も、1人ビールのみながら鈍行旅したり。そこそこ、鉄旅を楽しむ時間と余裕があった。

しかし単身赴任が終わると、コロナ渦ということもあり、家族で鉄旅に出かけることはなくなりマイカー旅行が主となった。その影響か、休日の過ごし方がクルマ中心となり、すっかり鉄旅のことを忘れてしまっていたのである。

昨日、たまたまSNSで友人の鉄旅記事を見かけた。ハッとした。仕事や家族の時間に没頭し、本当の趣味に時間とお金を費やすことを忘れてしまっていたことを思い出させてくれたのである。

今、大学2年の息子が私に、「お父さんは休日なにか楽しまないのか」と声をかけてきた。そう、休日ともなれば、土曜日は仕事の残務処理で半日を終え、日曜も家族とショッピングや外食することで満足していたが、自分の趣味は何一つしていなかった。このままでは不遇の50代を過ごしてしまう。そうだ、50になるのを契機に、昔の趣味である”鉄旅”を中心に休日を愉しもう、と一念発起することにした。

このブログは、50代父が鉄道を中心に休日を過ごす日常を記録していき、鉄道好きだが一歩踏み出せないと思っている世の50代お父さんの参考になるような記事を、綴っていくものである。