鉄印ゲットの旅 in 東海④
「乗り鉄☆たびきっぷ」の旅、2日目です。
この日は、名古屋市栄からスタート。まずまずの天気。ホテルを出て早々、目の前の久屋大通公園では、名古屋の伝統工芸である「有松鳴海絞り」のパサージュ展示がされてました。
さて、鉄印のほうは、東海地区は残り4枚。うち2枚は乗り継ぎの関係で1日がかりになるので、しっかり時刻表を読み込んでましたが、朝寝坊してしまい、10時スタートとなったため、予定変更して、2日目は、のんびり名古屋市周辺を巡る事にしました。
一通り、栄周辺を散歩したあと、久しぶりに昔住んでいた「大曽根」界隈も散歩したいと思い、栄から名鉄・瀬戸線に乗り、一路、大曽根へ。その後、瀬戸線の延長上にある瀬戸市まで向かいます。
大曽根を出た名鉄瀬戸線は、矢田川を渡り、一路、守山区〜尾張旭市へと進みます。この間、線路と住宅の距離が近い!なかなかの密着感です。
尾張旭市を抜けて瀬戸市に入り、目的地の「新瀬戸」駅で下車。この駅は、愛知環状鉄道(通称:愛環)と交差する駅で、愛環「瀬戸市駅」は徒歩すぐのところにあります。
なぜ瀬戸市駅かって?そう、この瀬戸市駅は、愛環の鉄印がゲットできる駅なのです。という訳で、瀬戸市駅の改札窓口に行き、早々とこの旅3枚め、通算4枚めの鉄印をゲットしました。
この愛環は都市交通も担っており電車の本数が多いことと、鉄印は瀬戸市駅以外でも、中岡崎駅、北岡崎駅、三河豊田駅、新豊田駅、八草駅、瀬戸口駅の、計7駅で入手可能なためか、さすがに私以外に鉄印を購入している人はいませんでした。
瀬戸市といえば、将棋の藤井聡太五冠の出身地で、また瀬戸焼きそばというB級グルメもあり、市内は盛り上がっているそうですが、その中心地は、名鉄瀬戸線の終点・尾張瀬戸駅のほうらしく、この瀬戸市駅周辺は、閑散としていて観光地感はゼロでした。
尾張瀬戸まで向かっても良かったのですが、既に12時を過ぎ、体調もイマイチだったので、せっかくの「乗り鉄☆たびきっぷ」を使いたかったので(愛環とJRを乗り継いで)、名古屋に戻ることとしました。
大名古屋ビルヂングや、KITTE名古屋など、昔買い物したビルを一周したあと、名古屋で最後のお楽しみである、名古屋めしをツマミに一杯やることに。
名古屋めしは色々あれど主食が多く、ツマミといえば、手羽先、味噌カツ、味噌おでん、どて煮、くらいでしょうか。
みんなコッテリしてます。まあ、ビールによく合うこと。
とまあ、選択肢は無いので、名古屋めしがメニューにある居酒屋を物色。本当は、名古屋駅在来線ホームにある(あった)「かきつばた」でライト飲みをしたかったが、コロナ禍になり休業中とのこと・・・なので、名古屋駅太閤通口を出てすぐのところにある「かぶらや」さんに行きました。昔、名古屋勤務時代に、出張者の接待に良く使ってた店です。
日曜の真っ昼間。一人飲みから団体様まで、昼飲み客がわんさかいました。かく言う私も早速1人飲みをスタート。あまり飲みすぎて、帰りの乗り継ぎ旅に支障が出ない程度に・・・と。
さて、名古屋めしを満喫したところで、いよいよ東京に戻る時間になりました。
ここから8時間、乗り継ぎ旅を再開します。行きは、掛川〜新所原間は天浜線を迂回しましたが、帰りは、この間も含め、名古屋からずっとJR東海道線を乗り継ぎます。
途中、浜松→静岡だけ乗り継ぎ悪く、時間短縮も図り、この区間のみ新幹線(自由席)を使用。前述した通り、「乗り鉄☆たびきっぷ」は、新幹線を(別途、特急料金を支払うことで)4回まで使用できます。
沼津からは、行きと同じく熱海(東海道線)経由でも良かったのですが、せっかくなので、このきっぷ最東端の松田まで、御殿場線で向かうことにしました。
遅い時間だったので車内はガラガラでしたが、この旅最後のボックスシートは旅情あり、良い気分に浸ってました。すると、この旅最初で最後のアクシデントが発生。御殿場線は単線ということもあり、行き交う列車の遅延をきっかけに、ことごとく途中駅で運転停止されることに。
1つ問題なのは、松田から乗り継ぐ小田急線が、最終電車であること。もともと余裕をみた乗り継ぎ時間にしていたが、さすがに5分、10分と遅れが拡大すると、ちょっとやばいと感じ始め、最悪の事態(途中ホテル泊)も頭をよぎり始めました。
結果、何とか小田急・新松田駅からの最終電車には間に合いましたが、やはりこのような乗り継ぎ旅は、終電時間(コンティンジェンシーとして最終1本前までに帰京するとか)を意識しないとダメですね。ちょっと欲張りが過ぎました。
といった感じで、何とか無事に、東京の自宅までたどり着きました。
鉄印3枚、悪天候、名古屋めし、列車遅延など、色々ありましたが、十分に乗り鉄を満喫できた2日間でした。JR東海さんの「乗り鉄☆たびきっぷ」は、1枚で私鉄の運賃を気にすることなく乗り降りできる、とても楽しい企画きっぷだったと、改めて実感しました。
まだ東海地区で未入手の鉄印は3枚残っているので、まだ「乗り鉄☆たびきっぷ」を使って、鉄印ゲットしに行きたいですね。
さて最後に、乗り鉄☆たびきっぷ相当の区間の、実際の料金との比較で締めたいと思います。新幹線はイレギュラー利用なので、本来かかる額の外数換算したとしても、一応、元はとったかな。
【実費】11,705円
(内訳)乗り鉄☆たびきっぷ 8,620円
行きの新宿〜熱海 1,309円
新幹線(浜松→静岡) 990円
帰りの新松田〜新宿 786円
【本来額】15,585円(新幹線含まず)
(内訳)新宿→熱海(小田急線、JR線) 1,309円
熱海→掛川(JR線) 2,310円
新所原→金山(JR線) 1,520円
高蔵寺→名古屋(JR線) 420円
名古屋→松田(JR線) 5,170円
新松田→新宿(小田急線) 786円
1万円ちょっとで東京〜東海圏(一部私鉄区間含む)を往復旅行できるこの企画。時間があれば、フラッと旅に出てみてはいかがでしょうか。
乗り鉄さんには何ら苦痛ではない「オール普通電車」での旅。一般の方ですと、忍耐力が必要となる旅ですが!
4回に渡りお届けしました「鉄印ゲットの旅 in東海」。最後は駆け足となりましたが、東京から「乗り鉄☆たびきっぷ」を使って旅する魅力を、少しでも感じて頂けたら幸いです。ご愛読頂き、ありがとうございました。
〆