50代父、休日鉄旅に出る。

令和4年6月、齢50になりました。22で就職し、仕事に子育てに忙しい毎日を過ごし、40代では単身赴任や管理職昇進も経験、気がついたら50です。昨年末に単身赴任も終わり、子供もあと2年ちょっとで社会に出るし、そろそろ子供の頃好きだった”鉄旅”に出ようかな、と。50代父ならではの休日の愉しみ方を同世代のお父さん方にお届けしたいと思い、そんな記録を綴っています。

鉄印ゲットの旅 in 東海③

金山で久しぶりのあんかけスパを満喫したら、お隣の名古屋駅から鈴鹿を目指します。

 

4ヶ月ぶりの名駅!そう、名古屋の人は、名古屋駅の事を「めいえき」と呼びます。私もかれこれ6年近く住んでましたので、勿論「めいえき」と呼んでます。このブログでは、立ち食いソバにもフォーカスしてるのですが、名駅といえば「きしめん」。特に、新幹線ホームの「住吉」は有名ですね。しかし残念ながら、あんかけスパを食したばかりなので、食べれません。また、名古屋といえば、「名古屋めし」も有名で、数多くバリエーションありますが、これらは次回以降のブログネタということで。。。

2両編成、ボックスシートで、快適です。

さて、名駅からは関西本線・快速 亀山行きに乗車し、一路、四日市を目指します。名駅から鈴鹿へは、この快速電車で四日市まで行き伊勢鉄道に乗り換えるか、ディーゼル列車の「快速みえ」号で鈴鹿まで直接伊勢鉄道に乗り入れるか、のどちらかとなりますが、タイミング的にこの快速電車を利用する事としました。

名駅から四日市までは30分強で、あっという間に着いてしまいますが、途中、近畿日本鉄道と並走したり、木曽三川木曽川長良川揖斐川)の長い鉄橋を渡ったりと、なかなか飽きない車窓です。

そうこうしているうちに、四日市伊勢鉄道に乗り換えとなりますが、四日市駅伊勢鉄道のホームはJRのホームと陸続きになっているのですが、JRホームの先っちょのほうに肩身狭そうに佇んでます。階段の上り下りが無いので楽チンではありますが、なんか、寂しい風景でしたね。

ディーゼル1両編成、津 行き。こちらもボックスシートで、なかなか快適でした。

四日市駅を出発、当社のお客様(住友電装様)を左手に眺めながら、途中の「河原田駅」まではJR関西本線を走り、河原田からいよいよ伊勢鉄道に入ります。河原田〜鈴鹿間は田園風景のなか高台を走り抜けていく非電化路線で、緑一色で気持ち良い車窓でした。

 

四日市から10分ほどで、鈴鹿に到着。さて、いよいよお目当ての鉄印ゲットの時間です。鈴鹿駅ホームは高架上にあり、階段で下に降りると、事務室のような部屋が改札代わりになっているようで、ちょっと風情が無いですが、なんとこの事務室で、鉄印を販売しているとのこと。しかもこの事務室、終日影響ではなく、営業時間が「7:50〜10:20」「10:30〜12:20」「13:00〜14:20」「14:50〜15:20」「15:30〜16:30」とのことで、コレ意外の時間帯では、鉄印はおろか、きっぷも買えないのです(自動券売機も無い)。一応、特急停車駅でもあるのですが、なかなかの寂れっぷりです(汗

 

とはいえ、鈴鹿駅には営業時間内に到着したので、早速この事務室へ。制服も着ていない1人の駅員さん(近所のオジサン風)が切り盛りしており、本当に鉄印ゲットできるのか?恐る恐る聞いてみると、なんてことなく、はい、ちゃんと販売して頂けました。ちょっとヨレヨレだったので「おや?」っと思いましたが、別にクレームもつけることなくご購入。あとからわかりましたが、この紙は「伊勢形紙」という、列記とした伝統工芸品だったようです。オジサン、疑ってすみませんでした(汗

この旅2社目、通算3社目の鉄印をゲット!

同じ列車で鈴鹿駅で降りた人で、私以外にも3人ほど、鉄印を購入されてました。

その方々を横目に、折り返し上り列車がくるまで20分ほど空いたので、駅周辺を散策・・・と思いきや、この駅、田園の中にポツンと建てられただけのような駅で、観光施設は愚か、コンビニの1つも無いではないか!!辛うじて清涼飲料水の自動販売機はあった(自動券売機は無いが)ので、ビールは夜までお預けして、コーラを買って再び駅ホームへと戻りました。

なかなかの佇まいでした、伊勢鉄道鈴鹿駅。

 

なお、鈴鹿市には、かの有名なサーキットがありますが、市の中心駅はこの駅ではなく、近畿日本鉄道の「白子駅」「伊勢市駅」「平田駅」と色々あるようです。「鈴鹿駅」っていうから、さぞ市の中心部にあるのだろうと思って来てみたら、呆気に取られますので要注意です。

同じ事を思った人もいるのでしょう。こんなブログ記事もありました。

pass-case.com

 

さて、暗くなって来ましたので、さすがに今日はこれ以上の鉄印ゲットは困難なため、鈴鹿より名駅に戻り、今夜は名古屋めしで一杯やることにしよう。

ということで、鈴鹿から名駅までは、前述したディーゼル列車「快速みえ」号で戻ります。快速みえ号は、2両か4両編成(うち1両は指定駅)の全席クロスシート車で、鳥羽から名古屋までを約2時間で結ぶ、さながら特急電車のような列車です。並走する近畿日本鉄道に対抗しているのでしょうかね。

途中、伊勢市、松阪、津など、錚々たる都市を経由してくるので、さぞ自由席は満杯かと思いきや、ガラガラでした(笑

快速みえ号の車内。高台を走る伊勢鉄道からの眺めは気持ちよかった。

鈴鹿から約50分、途中の四日市、桑名からも殆ど乗客はなく(恐らく、近鉄ユーザーが多数なんでしょう)、あっという間に名駅に到着しました。

新宿を出てから12の普通列車を乗り継いで約12時間、1日目の旅は大好きな街・名古屋で終了することとします。ほんとはガッツリと名古屋めしを食したいところでしたが、早朝出発かつ悪天候など、かなり体力消耗が激しいので、軽くオヤジ飲みをして早々に寝ることにします。

伏見の名店「大甚」。サイコーです。

tabelog.com

 

1日目はかなり詰め込んで鉄印2枚ゲットしたけど、かなりしんどかったので、明日2日目は、あまり無理せずに鉄印は1枚だけにして、大好きな街・名古屋とその周辺も散策しようかな。なんて色々考えながら、2日目に続きます・・・

鉄印ゲットの旅 in 東海②

旅は続きます。まだまだ序盤です。

 

相変わらず土砂降りの中、天浜線は一路、西から南へ。途中、学生さんだろうか、田園の中に佇む「常葉大学前」駅から数名の若者が乗車。大雨で濁った浜名湖を車窓に眺めつつ、あと数駅で終点というところ。「アスモ前」駅は、名古屋に単身赴任していた時代に担当していた顧客の目の前の駅で、今はデンソーのグループ会社化され社名は変わりましたが、当時は「明日も前へ!」みたいな勇気を頂ける駅名として心に残っていたことを思い出します。

そうこうしているうちに、終点・新所原駅に到着、ゆるキャンがラッピングされた天浜線列車とはお別れです。駅の端っこに天浜線の1面1線のホームがあり、連絡橋を渡ってJR東海道線のホームへ。ここからは再び、西へと向かいます。

新所原駅の連絡橋から。左が天浜線、右がJR東海道線

 

新所原駅の2つ隣が豊橋駅で、ここで「新快速」に乗り換えます。

この快速列車、名古屋までは、蒲郡・岡崎・安城刈谷・大府・金山しか停まらないという、本当の意味で「快速」な列車で、名古屋にはあっという間に着いちゃう感覚です。といいますのも、豊橋から岐阜までは、名鉄名古屋鉄道)が並走しており、JRの新幹線に対抗して、名鉄は有料特急電車も走っており、まさに、お客の奪い合い状態になっているのです。

それもあってか、「乗り鉄☆たびきっぷ」は、名鉄は使えません。まあ、当然でしょうね。残念ながら名鉄には乗れないので、豊橋から「新快速」で、一路、名古屋を目指します。

 

単身赴任時代に担当していた顧客の最寄り駅・刈谷を過ぎた頃、ちょうど良い塩梅にお腹が空いてきました。ランチは当然、名古屋メシです。

当時、月1は食べていた「あんかけスパ」。東京には、お店が1軒もありません(昔は数軒あったらしいですが)。なので、今回の旅では外せないアイテムです。お店は名古屋駅に数軒ありますが、駅構内が広い事と、観光客でごった返している事も予想され、タイムロスを回避するために、1つ手前の駅「金山駅」で下車し、駅チカの「ユウゼン」さんに向かいます。

金山駅から徒歩1分!

ちょっとだけ、あんかけスパのウンチクを。

東京の人には馴染みの薄いこの食べ物。見た目は勿論パスタだが、ゆで麺にソースをかけるのではなく、炒めたスパゲティにトマトベースのトロみのあるスパイシーなソースを絡め、ウインナーや野菜など各種トッピングと一緒に食すものです。歴史は古く昭和30年代に名古屋で登場したそうです。詳しくは下記ご参照ください。

ja.wikipedia.org

 

 

私は単身赴任早々、先輩につれていってもらった「ヨコイ」で初めて出会い、その後、会社近くの「そーれ」に月1で通うほど、病みつきになりました。ただ、この2店舗は名古屋の中心部「栄」にあり、今回は時間の兼ね合いで諦めて、個性店で有名な「ユウゼン」に立ち寄る事にしました。

ラカンをオーダー。ちょっと餡が少なめだったかな。

 

久しぶりのあんかけスパに大満足したら、次の目的地・鈴鹿を目指します。

なぜ、鈴鹿だって?はい、それは、この旅2枚めの鉄印をゲットするためです。それには、まず名古屋駅からJR関西本線に乗り換え、四日市(厳密には河原田駅)から「伊勢鉄道」に乗り換えなければなりません。

しかし先程の天浜線同様、これら地方私鉄は列車の本数が本当に少なく、1時間に1〜2本しかありません。しかも、タイミングが悪いと乗り換えに1時間近く待つケースもあるため、事前の時刻表読み込みが欠かせないのです。

 

という訳で、次回は、名古屋駅から伊勢鉄道を目指します。乞う、ご期待!

鉄印ゲットの旅 in 東海①

さて、前回ご紹介しました「乗り鉄☆たびきっぷ」を使って、1泊2日の鈍行旅に出かけて来ました。目的は、のんびり鈍行列車に揺られて車窓を眺めたりビールを飲んだり・・・は勿論ですが、今回は、東海地方に6社ある鉄印プロジェクト加盟会社のうち、2〜3社の鉄印をゲットすることが最大のミッションであります。(←ケロロかよ)

 

フリーキップ、旅の始まりは、熱海駅です。

JR東日本なので緑のライン。
朝8時、周囲は学生さんでごった返してます。

 

この駅、在来線はJR東日本管轄ですが、新幹線はJR東海管轄のため、新幹線乗り換え改札前の窓口であれば「乗り鉄☆たびきっぷ」が販売されているとのことで、新幹線には乗りませんが、東海道線ホームから一度階段降りて、新幹線乗り換え改札前まで急ぎます。そして無事、きっぷを購入したならば、再び東海道線ホームに戻ります。

 

まずは、普通・沼津行きに乗車。沼津で乗り換えは、偶然にも豊橋行きというロングラン列車に当たりましたので、このあと100分乗り換え無しで掛川まで向かいます。

JR東海なのでオレンジライン。
ロングシート地獄の始まりです。

 

沼津駅は、ホームの立ち食いソバ屋さん「桃中軒」さんが有名のようで、朝8時から営業しているそうです。しかし、豊橋行きの乗り換え時間は3分しかなく、一本後の島田行き(掛川まで途中乗り換え必要)と悩みましたが、朝ソバは諦め、豊橋行きをチョイス。

 

この日は生憎の雨。梅雨明けしたはずなのに、静岡は土砂降り。そのため、せっかくの車窓もくすんでしまい、右手の富士山、左手の駿河湾の絶景も拝めず、写真も殆ど撮れず仕舞い。。仕方がないので、時刻表とニラメッコして過ごしてましたが、あっという間に掛川に到着しました。

ここからは、天竜浜名湖鉄道に乗り換えて、進路を西から北に変え、一路、天竜二俣駅を目指します。

掛川駅にて。天竜浜名湖鉄道は「天浜線」と言うそうです。

やはり、旅といえばクロスシート。まだ朝なので、缶コーヒーでガマンガマン。

 

天竜浜名湖鉄道は、元は国鉄二俣線が前身で、1987年に第三セクター路線として開業されたもの。途中、浜名湖の北岸を走り、再びJR東海道線新所原駅)に繋がる路線です。

先月、千葉県のいすみ鉄道に乗りましたが、その時と同様、天浜線も自然豊かな田園風景の中をゆっくり進みます。土砂降りは相変わらずなので車窓はイマイチでしたが、ディーゼルカー特有のエンジン音と、線路の継ぎ目をゆっくり刻む車輪の音が、ほぼ無人の車内に響き渡って、乗り鉄心をくすぐります。気がつけば、1時間弱でお待ちかねの天竜二俣駅に到着しました。

う〜ん、架線の無いこの風景がたまらない!

 

新宿から普通列車を乗り継ぎ約5時間、最初の目的地・天竜二俣駅に到着しました。

この駅は、天竜浜名湖鉄道の本社がある駅で、駅敷地の端っこのほうに車両基地や転車台まであり、これらの見学ツアーも催されているようです。この日も雨の中、10数人のお客さんがツアーに参加されてました。私は別の目的で来ているので参加していませんが・・・別の目的って?そうです、この駅で鉄印がゲットできるのです。早速、改札口を出て売店へ。。。

この旅1枚め、ゲットしました!社長直筆版なので500円です。

 

売店では、何種類か鉄印がありました(右の朱字違い版や、通常の印刷版300円など)が、私は直感でピーンと来て、コレをゲット。

ちなみに、悪天候ゆえ同じ車両に乗客は10数名しかいませんでしたが、鉄印購入目的の人が私以外に2人いました。意外といるんですね〜。

こじんまりとしてますが、どこか懐かしい匂いのする駅でした。
この左手に、売店があります。

 

次の列車まで20分ほどありましたので、駅周辺を散策・・・と考えてたのですが、土砂降りが続いているので、鉄印購入後は、大人しく駅舎内で待つことに。。。

 

さてこの後は、浜名湖北岸を走り、終点・新所原まで向かいます。

時間は正午。まだまだ旅は続きますよ。続編をお待ちください。

乗り鉄☆たびきっぷ

この2週間、本気で時刻表とニラめっこしてました(笑

何故かって?はい。それは、お誂え向きのフリーきっぷを使って、鉄印ゲットの旅を計画するためです。

 

その旅の主役は、「JR東海&16私鉄乗り鉄☆たびきっぷ」。

まさに、今の私のためにあるようなフリーきっぷで、その名の通り、JR東海の在来線全線の普通電車と、隣接する16の私鉄沿線の普通列車が2日間乗り放題で、¥8,620という破格設定。しかも、特急料金を追加で払えば特急列車にも乗車可能で、新幹線も4回までなら熱海〜米原間を乗車できるとういうOption設定もあり。

詳細は後述しますが、このキップの最大のポイントは、私鉄16社も乗り降り放題できる点で、これを使うことで、鉄印帳に参画している40社中6社の鉄印をゲットしに行けるのです。ただ勿論、「普通電車の旅」ですので、2日間で6社全ての鉄印をゲットできる時間的な余裕はありませんが、有効に使えば「かなりお得」なフリーきっぷであることは間違いありません。

 

という事で、前置きが長くなりましたが、この3連休のうちの2日を使って、東海地区の鉄印ゲットと、普段乗ることのないローカル線の風情を味わいに、乗り鉄旅に出かけてきたので、数回に渡ってその結果レポートをさせて頂きます。

キップは5枚構成で、1枚目を改札で提示して出入りします。このサイズなので、自動改札は通れません。新幹線を利用する場合は、2枚目にスタンプを押して貰います。

これがフリー区間です。引用:JR東海

https://railway.jr-central.co.jp/tickets/noritetsu-tabikippu/_pdf/areamap.pdf

なお、このフリーキップは、全国どこでも購入できる訳ではありません。JR東海のキップ売り場か、周辺の旅行会社の営業所という事ですが、東京寄りの甲府駅国府津駅JR東日本管轄の駅なので、この2駅では買えません。東京寄りで買えるのは、熱海駅松田駅となるので、そこまでは東海道線小田急線を別腹で移動する必要があります。とはいえ、それを追加支払いしても、元が取れてしまうのです。詳細は後述します。

 

序章はここまでとして、次からは、実際の旅の記録を綴って参りたいと思いますので、引き続きお付き合いくださいませ!

 

ぶらり、河口湖。

私は学生時代の4年間、某山梨の大学に通っていたことが縁で、それ以来の富士山好きである。若い頃、富士山頂まで登頂しましたし、今は、暇さえあればぶらりと麓まで拝みに行っています。

 

そして、富士山に欠かせないのが富士五湖。この時期、河口湖畔では、ラベンダーが見頃を迎えます。今年は梅雨明けが早かったせいか、満開が少し遅れ気味のようですが、今日、ちょっと時間ができたので、河口湖に行って参りました。

 

最終目標は、大石公園。目的は勿論、ラベンダー畑+河口湖越しに浮かぶ富士山を拝むこと。大石公園は、富士急行線河口湖駅から河口湖周遊バスで約30分ほどの場所にあり、ちょうどこの時期、ラベンダーの開花に合わせ、河口湖ハーブフェスティバルが開催されています。(対岸の、八木崎公園でも開催中です)

fujisan.ne.jp

 

閑話休題

河口湖を目指すも、その前に富士吉田で寄り道。まずは腹ごしらえということで、下吉田駅に立ち寄りました。この駅は、駅舎がモダンな造りなのだが、どうやら、工業デザイナー・水戸岡鋭治さん(JR九州の、ななつ星in九州をデザインしたことで有名な方)のデザインだそうです。駅の外には、下吉田ブルートレインテラスが設けられており、保存車両が展示されていました。毎年11月に下吉田駅で「富士急電車まつり」が開催されており、この保存車両に乗車体験できるそうなので、また11月に訪れたいものです。

日曜日だからか、駅周辺はひっそりとしていました。

駅舎内の天井がオシャレです。

富士山の麓に、寝台特急富士!イカす演出に鳥肌立ちました。

 

下吉田に来た理由はもう1つ。「吉田のうどん」を食すこと。

そう、山梨県の地元グルメといえば「ほうとう」が有名ですが、吉田のうどんは、その影に隠れた、富士吉田市の超絶B級グルメです。

fujiyoshida.net

 

遡ること2年前、河口湖に立ち寄った際に、何気なく「吉田のうどん」を食しました。もちろん、吉田のうどんがB級グルメとして存在していたことは知っていましたが、大学時代は1度も食べることがなく、2年前に初めて食べました。その時は「たけ川」という吉田のうどん専門店で、肉わかめうどんの超絶旨さに感激したのを今でも覚えています。それから現在まで9店舗のうどんを食してきましたが、本日10店舗目の店に足を運びました。(*富士吉田市観光ガイドによると、全部で49店舗あるらしい)

 

今日、お邪魔したのは、下吉田駅から徒歩14分ほどの場所にある、つるや食堂さんです。お店は11時オープンで、私が到着した12時には10台ほど停められる駐車場は既に満車で、少し待ちました。

注文したのは「肉天うどん」500円。天ぷらは人気のようで、私の後2人で売り切れに。ベーシックな吉田のうどんで、太麺でコシが強く歯ごたえ満点、出汁・キャベツ・馬肉の塩梅もちょうど良く、すりだねも辛すぎずGood。10店舗目にして、My TOP3にランクインの店舗となりました。

大通りから1本入ったところに、ひっそりと佇んでます。

肉天うどん、500円。また食べたいですね〜。

 

さて、お腹も満たされ、いざ、大石公園へ。

事前にライブカメラを観た感じでは、そろそろ見頃のはず(先週の日曜は、まだ3分咲き程度だった)。生憎の雨混じりの天候でしたが、湖畔越しの富士山が、きっと「こんにちは」と顔だしてくれるはずと、血湧き肉躍る感情を抑えつつ、大石公園に到着。すると、最初に目に飛び込んできたのは、満車の駐車場と、人・人・人・・・。びっくりです。天気悪いし、少なめだろうと高を括ってましたが、予想を裏切り、大盛況でした。それもそのはず、このハーブフェスティバル、入場無料・駐車場無料なので、気軽に来れて、リピーターが多いのでしょう。

肝心のラベンダー畑は、予想通り8分咲きで、十分見頃でした。途中雨も止み、富士山が右半身だけ顔を出してくれたので、なんとか「ラベンダー畑+河口湖越しに浮かぶ富士山」を写真に納めることができました。

くっきり富士山とのコラボは来年までお預けで。

 

最後は河口湖駅まで戻ってきて、Gateway Fujiyama でお土産買って帰ります。

駅は、だいぶ観光客が戻ってきてますね、いっぱい人がいました。駅前の足湯に浸かっている人、駅前のほうとう不動に並ぶ行列、Gateway Fujiyamaで食事をする人たち・・・たくさんいて、なんか、嬉しくなりました。

新宿へ直通する「特急 富士回遊」が発車を待ってました。

Gateway Fujiyamaで、ひと際目を引く「富士山柄印伝」。

 

あっと言う間の、とんぼ返りな行程でしたが、ギュッと内容の詰まった、爽快な日帰り旅でした。やっぱ、富士山好きだわ〜。次はいつ来ようかな。近々、またすぐに訪れそうな予感も。

と言いつつ、次は、お得なキップ旅(+鉄印ゲット)かな。このブログ書き終わったら、時刻表とニラめっこしまーす。

何十年ぶりかの、時刻表

やっと休日。

ちょっと今週は仕事が激務だったから、鉄旅は来週にしよう。

それよりも、社長の推薦図書(リーダーの仮面)を読まなきゃ・・・って、朝、目が覚めた時はそう思ったが、シャワーを浴びて、ふと、前回の記事(大人の休日倶楽部パス)の最後に書いた、乗り継ぎ計画を立てるために時刻表(紙)の存在を思い出して・・・

 

はい、買ってきました。時刻表。

買ったのは、JTB小さな時刻表(JTBパブリッシング社刊、税込780円)

 

ていうか、本屋さんをハシゴし、3軒目でやっとゲットできました。1、2軒目には、置いてなかった!今時の本屋さん、時刻表を置いても売れないのでしょうね。。。

 

何年ぶりに紙の時刻表を買っただろうか。もうここ数年は、ジョルダンさんでチャチャッと済ませてましたからね〜。大判の時刻表(税込1,205円)とどちらにするか悩んだが、これから始まる鉄旅のお供になることが予想されたので、「小さな」方にしました。このJTBの「小さな」は、大判の内容をほぼ網羅し、文字を小さくした形だ。情報満載・持ち出し可能なのはGoodだが、老眼にはちょっと辛いフォントサイズ。。。

赤湯駅に泊まる「特急やまばと」に乗るのが年に1度の楽しみでした。
今、その役割は「新幹線つばさ」に置き換わっています。

これこれ!

乗り換え案内検索ではわからない、この、特急電車の疾走感と、普通電車のローカル感。特急電車は途中どこに泊まるのか、普通電車への乗り換え時間はどのくらいあるのか、など、ひと目でわかるのが「紙」時刻表の偉大さよ。

 

そうそう、時刻表といえば、子供の頃、母親の実家(山形県)に帰省する前に、親が必ず大判の時刻表を買ってきては、みどりの窓口で指定席を購入したら本棚に放置されていたもの。そう、実家には1冊、必ず置いてあった時刻表。少年だった私は、そんな”用無し”になった時刻表を、夜な夜な端々まで眺めていたもんです。

紙と鉛筆を片手に、乗り継ぎパターンを書き出しては、乗り換え時間は大丈夫か、どっちのルートが早く着くか、時には夜行列車も使ってみよう、なんて。巻末には、特急電車の列車編成と料金の早見表もあって、快適かつ安く行ける方法まで立案したりして。行きもしない日本全国各地に行った気分になるのが楽しくて仕方がなかった少年時代でした。

それから約40年の時を経て、日本全国各地に「乗り継ぎ旅」をする日が現実味を帯びてきたわけです。

特急の自由席は上記から520円引きですが、つばさには自由席はありません。

子供の頃、グリーン車は憧れの的でしたね。

 

そういえば、電車旅の楽しみの1つに「駅弁」の存在がありますが、意外とニッチな情報ですが、時刻表の下端に、各駅で販売されている駅弁と価格が載っていることをご存知でしょうか。

昔は、途中駅で駅弁を買う時は、電車の窓を開けてホーム上にいる駅弁売りの方に窓まで近寄ってきてもらい、その場で買ったりしたもんです。もちろん、特急電車は窓が開かないので、一旦ホームに降りて駅弁売り場まで買いにいくのですが、発車時間を気にしつつハラハラしながら買っていたことを思い出します。

ここを見て、どの乗り継ぎ駅で駅弁が買えるか?なんてこともメモってましたね。


とはいえ、今、50代1人旅では、駅弁よりもビールとツマミ、それから、途中下車して立ち食いソバ、が私的には大道ですけどね。(これは追々、旅の備忘録として別の記事にアップしていきたいと思います。乞う、ご期待)。

 

あと、時刻表で忘れてならないのが、巻頭にある日本全国路線図。

子供の頃、ほんっとーに良く眺めたおかげで、日本地図が頭に入り、社会(地理)の成績はいつも良かったですよ。今でも、地方都市名やローカル線名など、聞かれたらパッと答えらるのが、ちょっとした自慢でしょうか(笑

 

以上、ツラツラと時刻表の想い出を中心に語ってきました。

 

これから始まる鉄旅の計画をするのに大活躍することでしょう。また、旅のお供に、ボロボロになるまで帯同してくれることでしょう。とても楽しみな一冊です。

 

夜な夜な眺めていた少年時代と同様に、これから毎晩、夜な夜な眺めるのかな。

あ、リーダーの仮面も読まなきゃ(汗

大人の休日倶楽部パス

今週、めでたく50歳になりました。

人生半世紀。色々ありましたが、無事、立派な大人になりました(笑

皆さん、LINEやFacebook等でお祝いコメントを多数頂き、ありがとうございました。これからも応援頂けますよう、宜しくお願い致します。

 

さて、本題です。サブテーマ⑤「お得なキップ」に関して。

 

昨今、JR各社をはじめ、色々とフリーキップが発売されてます。かくいう私も、以前、「北海道&東日本パス」(8年前は10,000円だったが、今は11,300円)や、青春18きっぷ(消費税導入前は11,000円だったが、今は12,050円)を使って、各駅停車の長旅に出たこともありました。あの頃は、お金は無かったが時間はあった。1人でのんびり車窓を眺め、立ち食いソバや駅弁を食べながら貧乏旅をしたものです。あれはあれで、楽しかったな。

www.jrhokkaido.co.jp

jr-group.jp


そして現在。

仕事も年相応に忙しくなったことで各駅停車の長旅に出る時間が無くなってしまったが、お金はちょっとはあるかな。といったところで、50歳になったら絶対このフリーキップを使いたい!という、神キップの存在を数年前に知り、この日を待ちわびておりました。そう、そのキップこそ、

 

「大人の休日倶楽部パス」

 

です。

このフリーキップは、「大人の休日倶楽部」というJR東日本のシニア向け会員制特典サービス「大人の休日倶楽部ミドル」「大人の休日倶楽部ジパング」のプログラムの1つで、前者はなんと50歳から入会できるのです(後者は65歳から)。この「大人の休日倶楽部パス」は3種類のコースがあり、そのうち最も安い「JR東日本全線 4日間乗り放題」は、新幹線や特急にも6回乗れて、なんと15,270円という安さ!

www.jreast.co.jp

 

引用:JR東日本 

https://jre-ot9.jp/pdf/clubpass_e.pdf

 

「大人の休日倶楽部ミドル」の会費は、初年度は無料、2年目より年2,624円かかりますが、例えば、東京→新青森は新幹線で片道17,670円かかるので、この「大人の休日倶楽部パス」で元が取れてしまう計算。その後の行程はもちろん無料同然だから、残り5回の特急券をうまく使えば、今まで行けなかった場所や、三陸鉄道山形鉄道など鉄印参加鉄道会社も多くあるので、有効活用することも可能。

他にも、会員限定フリーキップ(北陸フリーやときわ路パスなど)が買えたり、ポイント還元やらお得な買い物など、色々特典があるようです。

 

唯一、難点としたら、これら企画キップの大半が、使える期間が限られているということ(年中使えるというものが少ない)。まあそこは、しっかりと計画を立てて、会社の上司や部下にも理解を求めて、心置きなく使いたいものです。

 

まだ入会手続きはしてないけど、この「大人の休日倶楽部パス」を使う時期を定めたら、会費1年間無料の期間を少しでも長く使えるよう、逆算して入会手続きをしたいと思います。

 

しかし、何といっても、この50歳から入会できる、というプレミア感が、たまらない!

すぐにでも時刻表(紙)を買ってきて、乗り継ぎ計画を立てたいぞ!